向かない仕事は健康を害する

取締役として会社に参加してもらった人が会社を辞めてしまいました(涙)。健康上の理由です。


取締役としての重責が大きな精神的ストレスになり健康を害してしまったそうです。周囲との軋轢を生んでいたので周りも大変だったけど、それでも非常に残念です。

 

その方は長年日本の大企業の技術職をされていて定年退職のタイミングで私の会社に参加してもらった方です。その方にとって会社の経営陣に加わるのはこれが初めてでした。


取締役の役割にも徐々に慣れてもらおうと私は考えていましたが、慣れる前に会社を辞めることになってしまいました。長年の従業員の考え方からなかなか抜け出せずに苦労されたようでした。何十年も続けてきた行動や考え方は一朝一夕では変わらないのは当然といえばそうですね。

 

その方はとにかく責任を持つ事を避けたがる性格的な傾向を持っているように感じられました。

 

具体的には、自分が責任者になることをなんとか回避しようとしていました。とにかく自分では何も決定したくない。それでも責任者になってしまった場合には社外コンサルタントを何人も付け、そのコンサルタントに方向性や計画などすべてを決定してもらいたがる(それでも責任者の責任なんですけどね。。。)。失敗した場合に自分にどんなペナルティーがあるかばかりが気になってしまい、ひたすらネガティブ思考に陥って仕事に手がつかなくなる、などなど。

 

立場が人を作る面は大いにあると私は思いますが、それでもあまりにも性格とかけ離れた立場になってしまうと健康を害してしまうんだという事を再認識しました。無理は禁物ですね。


個人や組織が成長する際は、少なからず初めての事やそれまで不得意だった事に取り組むことになり、必然的にストレスがかかります。私自身はある程度ストレスは必要だと思います(Confort zoneから足を踏み出すとも表現します)。なぜなら自己成長のためのストレスは必要だと思うからです。


一方で今回の件のように許容範囲を超えたストレスは個人や組織を病気にしてしまいます。本当に見切りが難しいなぁと思います。

 

これから伸びなくてはいけないベンチャー企業はストレスの塊になると思います。自身のストレス耐性(強弱だけでなく、ストレスの種類も大切)を知って働く場を選ぶことは大切だなとつくづく感じました。