お薦めTEDトーク3「思うは招く」
『どーせむり』と言う代わりに『だったらこうしてみたら』と言おう。植松努
皆さんは「あきらめる」という事をいつ頃どのように学んだか覚えていますでしょうか?僕自身はどのように覚えたのか思い出せません。知らない間に学んでしまいました。
このトークではロケット開発をしている植松さんがこれまでの経験から得た考えをお話されています。これは感動するお話です!僕は見るたびに胸が熱くなります。仕事で辛い事があって元気がなくなってしまった時でも植松さんのお話を聞いて「初心に戻ってがんばろう!」と前向きになれます。それくらいパワーがもらえます。
植松さんの子供の頃の夢はロケットや飛行機に関するお仕事をすることだったそうです。でも自分の夢を話すと先生や友達から「お前なんかにできるわけない」とか「なにそれじまん?」などと言われていたそうです。誰にも信じてもらえなかったそうです。悲しいですよね。聞いていて涙が出そうになります。
ある先生は「どーせむり」という言葉をよく使っていたそうです。その先生は自分ではやったことも無いのに「どーせむり」と言っていたそうです。やったことも無い人がやったことも無いのに「どーせむり」と言って人の自信や可能性をつぶしていると植松さんは言います。危険な言葉だと言います。
だから植松さんは「どーせむり」を「だったらこうしてみたら」と言おうと呼び掛けています。「だったらこうしてみたら」は嬉しくなってワクワクする言葉ですね。夢を後押ししようという事だと思います。
思わず話に引き込まれて、自分の姿も重ねながら聞き入ってしまうお話でした。
僕自身は日本の大学院に通っていた頃に「どーせむり」に似た言葉をある先生から繰り返し言われていた記憶があります。若かったから「あーー自分には無理なんだな」と素直に受け入れてしまっていました。その影響もあって当時は無意識に自分で自分に限界を設けてしまっていたように思います。
でも大学院卒業後にアメリカの大学に行ってからは日本の大学院で受け入れてしまっていた「どーせむり」という殻を周りの人達があっという間に粉々に砕いてくれました。アメリカ人(だけでは無かったですが)の破壊力は素晴らしいですね。殻から僕を引きずり出してくれました。環境から良い影響を受けられてラッキーでした。それ以来可能性を信じて行動できるようになりました。
今になれば「どーせむり」と言っている傍観者の人達もひとたび実現してしまえば手の平を返す事を知っているので、「どーせむり」と言われてもあまり気になりません。
でも子供の頃に大人から「どーせむり」と言われたらそれをそのまま信じてしまうと思います。植松さんは「教育とは死に至らない失敗を安全に経験させること」と言っています。良い事を言いますね。僕も他の人が夢に近づけるようにできる範囲で後押しをしたいと思います。
今日は以上です。ここまで読んで頂きありがとうございました~!
TEDTalks, "Hope invites," Tsutomu Uematsu
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