製品の開発スピードをあげるには
製造系の会社にとって製品開発をいかに短時間で行うかというのは永遠のテーマではないでしょうか。
今日ある会社の技術責任者とお話していて「開発が長引いているけど一向に進まなくてストレスだ」とお話されていました。内容を聞いてみると「なるほど~」と思うことがあったので考えを整理してみました。
製品の開発スピードをあげるための私の結論はパクれるだけパクる!です。ひきました?えーーーーって声が聞こえてきそうです。すみません。上品に言い換えれば「先達の偉大な知恵をなるべくお借りする」ですし、かっこいいビジネスマン風に言い換えれば「ノウハウを導入する」です。
今日お話した方の話だと、何気なくなのか、何でもかんでもオリジナリティを追求しているのかは判りませんが、とにかく新しいことが多すぎるように思いました。
新しいことが少なければ少ないほど開発中のトラブルは少なくなり、結果として開発スピードがあげられます。「そりゃそうだ。でも単なるコピー製品ができあがるだけじゃん!」という声が聞こえてきそうです。というか聞こえてきます。
もちろんすべてをパクるわけではありません。「差別化ポイント」を入れます。「差別化ポイント」だけに新しいことを含め、この「差別化ポイント」の開発に時間と費用を集中させる、というものです。
まとめるとこちらです。
- 差別化ポイントをきめる
- 差別化ポイント以外は可能な限り実績のあるものを使う(パクる!)
- 差別化ポイントの開発に時間と費用を集中させる
差別化ポイント以外の部分については実績のあるもの、もしくはそれに近いものを考えられる手段を尽くして探し出すことが大切です。ここで開発スピードに差がつきます。
やってみて初めてわかることも多いので、実際には1-3を何度も繰り返すことになります。かっこよく言えばリーンスタートアップの考え方です。お客さんにとって大切なところに差別化ポイントを設定してそこに時間と費用をかけるのが理想なので、そのようになりたいなと思って日々修行中です。だいたい思い通りにはならないですね~~。
あとは無理そうであっても最短のスケジュールを立てるということをしています。最短スケジュールでの目標達成を目指すのでまずスピードが上がります。開発にはトラブルがつきものですが、それでも目標を変えずに時間短縮を図ります。知恵を絞ってとにかく時間短縮を図ります。結果として少し遅れが発生しても余裕を持ったスケジュールで開発するより早く開発終わります。
長い夏休みがあっても、夏休みの終わりに宿題を一気に片づけていませんでしたでしょうか?そんな感じで余裕を持った計画をたてると、ダラダラして時間を使ってしまいがちです。スタートアップではその時間がもったいないので超タイトなドSなスケジュールを立てるのがおすすめです。
それにしても他の会社のことを聞くと気付きがたくさんでてきますね。自分の会社のことも人に見てもらうと色々改善ができるので、たくさんの人達に見てもらいたいなと思う今日この頃です。
今日は以上です。ありがとうございました!
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