スタートアップであっぷあっぷブログ

元研究者のスタートアップ経営者がスタートアップでの経験やキャリアについて発信するブログ。雰囲気ゴリラ似。

見て見ぬふり??

物凄く久しぶりにブログを更新!書く事を習慣化しようと思ったものの全くできず、、、反省。「見て見ぬふり」でブログ更新をさぼってしまいました。

 

今日は私もできていないこんな「見て見ぬふり」について書こうと思います。

 

仕事を社員の方や外部コンサルタントの方にお願いしてきましたが、目標未達や計画遅延を繰り返す人がいます。また同じ人であってもある業務は目標以上の達成度をみせるものの、ある特定の業務に限っては目標未達や計画遅延を繰り返したりしています。

 

相手はプロだからと考えて仕事の進め方はお願いした人達にお任せし、達成度や進捗だけを確認しているとズルズルと目標未達や計画遅延を繰り返す場合が出てきます。その理由を聞くと最もらしい回答が返ってくるので「そうですか、そうですか」と納得して仕事をお任せするのですが、待てど暮らせど一向に改善しません。そうこうしているうちに計画遅延が会社運営にとって危険な領域に差し掛かってきます。私のアクションも遅いのですが、そこで「これはやばい!」と思い立ち目標未達や計画遅延を繰り返している業務に介入します。

 

そうすると多くの場合が次の二つのどちらか、もしくは両方の問題が起こっています。

  • 何をやったら良いのかが判らない
  • 遅延をした方が個人的な利得が大きい

 

 どちらの場合も担当者は目標未達や計画遅延について「見て見ぬふり」をして、目標に向かっているかどうかは無関係に自分のできる事ややりたい事だけをこなし続けている状態になっている事がとても多い。自分のできる事をやるのは当たり前に思うかも知れませんが、自分にできなくても必要な事柄があればだれかに助けを求めないと進んでいけません。自分の得意領域から外れる事や自分自身の対応力を超える場合には助けを求める必要があります。本人も気づかない間にそのアクションが取れていない事が往々にしてあります。

 

「遅延をした方が個人的な利得が大きい」とは例えば成果報酬では無くて時間給で働いている状態の方を指します。なるべく時間をかけた方が報酬額が上がる場合です。もちろん時間給で働く人達のほとんどは意図的に遅延を起こすことはありません。ただ稀に時間給の方で意図的としか思えない遅延を起こす人がいます。特に時間で課金される外部コンサルタントにこのような傾向が見られがちです。目標未達や計画遅延を指摘してもとぼけたり、業務内容をブラックボックス化してなるべく長い時間をかけようとする人もいました。仕事をお願いする立場からすると、時間とお金をかけても一向に成果に繋がらないわけですので非常にストレスが溜まります。この人には成功報酬型にしたいと申し出ましたがかたくなに断られました。結局この人とは信頼関係が持てず仕事をお願いする事は無くなりました。

 

 それで目標未達や計画遅延を繰り返す業務に介入する場合には次のようなステップで介入します。

  1. 目標設定をより短期的な目標に分解する
  2. 目標に定量性を持たせる(目標達成の基準を可能な限り具体的に決める)
  3. 目標達成までの具体的なアクションを決める
  4. 進捗をこまめに確認する
  5. 問題が生じた場合は即座に目標の修正を図る

 

 私の過去の経験では上記の1か2のステップがうまくできておらず、業務が停滞してしまっている場合が多いです。人によっては上記のステップの1だけ、もしくは1と2だけ支援をすると見違えるように業務が進み始めます。また3のアクションの際に専門的な支援が必要な場合は、誰か支援している人の協力を得るようにします。こうすることでだいたいは業務が前進するようになります。

 

こうやって振り返ってみると、私がブログの更新ができていないのは、短期的な目標設定がうまくできていない事に原因がありそうです(汗)。

 

ということで!ブログを毎日や毎週更新するのは難しいので、毎週少なくとも一度はブログの文章を書いてみる、ということにしたいと思います。

 

人のふり見て我がふりなおします!