スタートアップであっぷあっぷブログ

元研究者のスタートアップ経営者がスタートアップでの経験やキャリアについての考え方を発信するブログ。雰囲気ゴリラ似。

中リスク中リターンなスタートアップの戦略でもいいんじゃない?

こんにちはー。製造系スタートアップを創業し、あっぷあっぷしながらなんとかやってるゴリリンです。しばらく時間があいてしまいましたが、今日は起業について考えていることを書いてみたいと思います。地味〜な中リスク、中リターンな戦略もありではないだろうか、というお話です。

 

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目次

 

起業の本に書いてあること

私の会社は新規上場(IPO, Initial Public Offering)を目的とせず、買収されること(M&A, Mergers and Acquisitions)を目標として設立しました。うまくいけばそろそろM&Aが起きる段階なので次の起業ネタを探しつつ、起業の勉強を始めています。

 

「えええっ?もう起業もしてるしその会社を売却する段階なのに今頃起業の勉強してるの?」という声が聞こえてきそうですね。えぇ、そうです、遅いですとも!!自慢することではありませんが私も遅いと思います!

 

でも自分でやってみないと本やお話を聞いてもよく理解できないんですよね~。実験をしてみてはじめて教科書に書いてあることが理解できる感じです。もっと効率よくできたらいいのになぁと自分でも思いますが、これが自分なのであきらめています。私の場合はやってみてから勉強をした方が理解度が断然あがります。

 

ともかく、起業について勉強を始めてみるとわかったことがあります。めちゃくちゃいい情報がきちんと公開されているではありませんか!!こんな素晴らしい情報が世の中に公開されているなんて素敵ですね~~。知らなかったなぁ~。いかに自分の目がふしあななのか再確認してしまいました。

 

中でもこちらの田所さんの本「起業の科学」は読み物としても素晴らしいと思いました。田所さんの本では「スタートアップ」と「スモールビジネス」を区別されていて、特にスタートアップについて記載がされています。両者の区別については「起業の科学」をご参照頂きたいですが、私の場合は「スタートアップ」と「スモールビジネス」の中間にあたるように思いますが「スタートアップより」だと思います。

 

自分の会社を振り返りながら読み進めていくと、ページをめくるたびに「自分のスタートアップはやっちゃいけないことをたくさんやっている!」と変な汗が出てきます。もう取り返しがつかないことだらけ...。やばい。

 

 

田所さんの本に限らずスタートアップに関する本や記事を読むと「スタートアップは新しい市場を作るもの」とか「世界を変えることを目指すべき」ということが繰り返し述べられています。これが私は全くできていないです(汗)!「誰も気づいていない市場をつくる」とか、できたらかっこいいけどなぁ。自分では全然できていません。ページをめくるたびに「うわぁーーーやっちゃった!スタートアップってそんなにくそ真面目にやらなくちゃいけなかったんだー」と社員には聞かれたくない心の声が出てしまいます。

 

その一方で「うーーーん、そんなケースばかりではないんじゃないかぁ」と違和感をもつ部分もあったりします。それは「アマゾンやテスラほどの大大大成功を必ずしも目指さなくてもいいのではないか」という感覚です。「スタートアップの成功といえばIPO!」というような考えがこれらの本や記事の背景にあるようになんとなく感じます。つまり、スタートアップ自身が大企業に成長するストーリーについて書かれているように思います。

 

私達の会社は買収されることを創業当初から目標としていますが、この場合は「新しい市場を作る」とか「世界を変える」ことを必ずしも目指さなくて良いのではないかと考えています。前置きが長くなりましたが今日はこのことについて書きたいと思います。

 

私のスタートアップの場合

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私達の会社が創業当初から買収されることを目指す理由は、私達は私達が得意な開発に特化して、開発が終われば製造や販売が得意な会社にバトンタッチしたいと考えているからです。これはシリコンバレーの技術系企業では割と多いパターンで、成功すればそれなりのリターンもあります。

 

私達の会社の状況を振り返ると次のような特徴があります。

  • 大きな既存市場がターゲット(大手企業が活躍する市場)
  • 先行する製品があるけれどどれも完璧ではない。
  • 特殊技術を必要とするため類似製品を持っている大手のプレーヤーが少ない。

 

既存市場をターゲットにしているので「新しい市場を作る」ようなものではありません。様々な書籍に書かれているようなスタートアップの教科書的にはダメな例に当たります。しかも大手企業も活躍する市場です。これは田所さんの本でも「ゴリリン、アウト~~」って言われてしまう状態です。

 

更に私達が開発している製品と類似の製品が既に市場に出ています。だから私達の製品で「世界が変わる」という事もありません。これも田所さんの本で「ゴリリン、アウト~」と言われてしまうと思います。

 

ただ先行する製品がどれも完璧ではないので、私達の製品を使うことでユーザーにとってはもっともっと便利にはなります。またその製品には特殊技術が要求されるので類似製品を持っている大手のプレーヤーが少ない状態です。

 

つまり大手企業がひしめく既存市場で需要はあるものの供給が足りていない製品を提供するということを私達の会社ではやっています。

 

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市場もあって、ニーズもあって、買収してくれそうな大企業候補が複数あって、足りないのは技術だけ、という状況で私達がその技術を提供するという構図です(と私は思っています)。足りていない「技術」というパズルのピースを埋めている感じです。これが私達のスタートアップの価値だと考えています。

 

スタートアップが大企業との競合を避けることは必要だけど、避け方は色々ありえると思います。今回は多くの大企業では持ち合わせていない特殊技術を私達のスタートアップが持っていることが直接の競合を避ける要因になっていると思います。私達にとっては残念ですが、全てを持ち合わせた大企業も実際にはあります(涙)。でも持ち合わせてない大企業が断然多いという状況でした。完全に競合を避けているわけではないけれど、だいたいは避けているというグレーな感じです。

 

私達のスタートアップの状況を分析するとこんな感じですが、創業当時はこんなこと考えていませんでした(自慢気)!色々試行錯誤しながら仕事をしてきて、最近になって読んだ起業に関する本に書いてあることと自分がやってきたことが違うように感じるので、ブログを通じて言語化してみたらこんな感じになったというものです。後付けです。

 

中リスク中リターンなスタートアップの戦略

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田所さんの本に書いてあるような新しい市場を作ったり、世界を変えるようなことを目指すスタートアップは成功確率が低い反面当たれば大きい「ハイリスク・ハイリターン」な戦略をとっていると言って良いのではないでしょうか。

 

一方、私達の会社の戦略はもっと中途半端な「中リスク・中リターン」な戦略と言って良いと思います。大企業に買収されることを目標にしたこのような中リスク・中リターンな戦略があっても良いのではないでしょうか。

 

抽象化があまりうまくはないですが、こんな感じです。

  • すでに市場がある
  • その市場では買収してくれそうな大企業がしのぎを削っている
  • ニーズがあることは知られている
  • 先行製品やサービスはすでにある
  • ユーザーのニーズが完全には満たされていない
  • 足りていないピースを自社が埋められる

 

このような戦略のスタートアップは爆発的な成長はしないけれど、ベンチャーキャピタルも満足するそこそこのリターンをもたらすことができるように思います

 

新しい市場を作ることを目指すよりは、すでに市場がある分リスクは低くなると思います。しかも大企業が活躍する市場であれば市場規模も十分大きく、ゆくゆく自分達を買収してくれそうな大企業候補が存在するということです。またすでにあるニーズに対して取り組むので、ニーズを掘り起こすようなプロジェクトよりもリスクは低くなります。

 

まさに中リスク・中リターンです。当事者ではない人から見ると華々しくはないし面白みも少ないかもしれないけれど、実際にやる当事者にとっては比較的取り組みやすいのではないでしょうか

 

最後に

自分自身で体験したことと本に書いてあることを見比べてみると、自分では気づいていなかった視点や改善点が見つかってとても刺激的です。当たり前だけど、プロジェクトの数だけやり方はありますね~。面白いです!自分にあった情報を取捨選択するという意味でも、実際に自分でやりながら本を参考にするのが良いなぁと感じています。

 

私達のスタートアップの戦略は中リスク・中リターンなものでしたが、繰り返しですがこれは完全に後付けです。最初に戦略をたてて実行したのではなく、やりながら自分達で状況を分析し、戦略を変えながら、解決方法を探り、実行を繰り返していたらこうなりました。状況は時々刻々と変わるし、自分の行動によっても状況は変わっていくので、状況の分析はほどほどにして行動を起こしていくことは大切だと実感しています。

 

ハイリスク・ハイリターン、中リスク・中リターン、ローリスク・ローリターンなど色んな戦略があって自分達にあった戦略をとることになりますが、スタートアップはハイリスク・ハイリターンという王道な考えのほかにも、私達のような中リスク・中リターンという地味~な戦略もあります、というお話でした。

 

今日は以上です。最後まで読んで頂きましてありがとうございましたー。

開発前の特許スクリーニングは超重要

こんにちは。梅の花が咲く季節になりましたね。

 

ここ最近のできごとになりますが、私達のスタートアップがある企業から企業価値評価を受けています。恥ずかしいような緊張するようなとても変な感覚がします。例えると、身ぐるみはがされてジロジロ下から上までなめまわすように見られている感覚です。変な例えですみません(汗)。でもまさにそんな感じです。社外には絶対出さない情報まで見せなくてはいけないんですよね、少なくとも私達は。そんなところまで見られたら恥ずかしい!という気持ちです。私達は買収されるExitを目的としているので、喜ばないといけない状況ですが、正直言っていい気持ちはしないです...。

 

今日はその企業価値評価の中で気づいた、というか再確認した、ことを書きたいと思います。それはスタートアップであっても開発前の特許スクリーニングは重要!というお話です。

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目次

 

高く評価された5つのこと

企業価値評価のときに高く評価された(と思われる)点が5つありました。それがこちらです。

  1. 開発前に特許スクリーニングを実施していたこと
  2. 他社の特許回避対策を行っていたこと
  3. 他機関へのライセンス料の支払いが不要なこと
  4. 出願した全特許が自社単独出願だったこと
  5. 開発委託先との契約で、開発中に発生したノウハウ、発明が全て自社に帰属することを取り決めていたこと

 

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1. 開発前の特許スクリーニング

これはある製品を開発しようとした際に、まず世の中にある特許がどのようなものであるかを幅広く調査し、懸案となる特許を抽出する作業になります。

 

やったことがあるエンジニアならよくわかると思いますが、これはかなり大変な作業です。平気で1, 2か月かかってしまいます。この作業は大企業では開発プロジェクトが始まる前に必ず実施されているのではないでしょうか。この特許スクリーニングがあって初めて2の「他社の特許回避対策を行っていたこと」、3の「他社や研究機関へのライセンス料の支払いが不要なこと」が可能になります。製品化を目指した開発では最初に行うことです。

 

わざわざここに挙げたのには実は理由があります。

 

スタートアップで働き始めてからお付き合いする会社が変わって、それで初めて気づいたことがあります。それは特許スクリーニングをせずに開発を始めてしまう会社さんが結構あるということです。

 

そういう会社さんではどうしているかというと、開発を終えてから製品そのものに関する特許を出願して、それが認められれば開発製品には特許侵害はないということで商売を始めるというものです。開発前の特許スクリーニングは時間と労力がかかるものなので、こうすることで手っ取り早く製品ができる、と考えているようです。

 

さらに驚いたのは、特許侵害調査も特許出願もしない会社さんも見受けられることです。それらの会社さんが自分達だけで閉じてビジネスをされる限りは私達に影響はありませんが、私達がそういう会社さんに開発を委託するとなると後々大問題になります。これは要注意です

 

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私達が開発の一部を委託する会社さんは中小企業さんが多いのですが、会社の規模が小さいと特許侵害があっても他社から訴えられることはほとんどありません。それは小さい会社が特許侵害していても、特許権利者の受ける被害は微々たるものだし、訴訟で勝っても得られるお金が少ないからです。特に訴える方が大企業だった場合、中小企業を訴えると弱いものいじめに見えてしまうので企業イメージを考えて訴えない大企業も多いようです

 

しかしながら私達のように大企業による買収を目標Exitにしているスタートアップではその考えはまずいです。なぜなら上で書いたとおり、スタートアップのような小さな会社が特許侵害をしていたとしても他社から訴えられることはまれですが、そのスタートアップがある大企業に買収された途端に状況は変わり、訴えられるリスクが急に大きくなるからです。元はスタートアップが開発した製品であっても大企業相手であれば特許侵害訴訟を起こされてしまいますだから大企業側もスタートアップを買収する際には特許抵触については念入りに調査することになります。

 

だから企業価値評価の際には出願した特許のことを根掘り葉掘り調査されます。いやーーーー、まさか公開前の特許の明細書まで見せなきゃいけなくなるなんて思ってもいませんでした。パワーバランス的に買収する側が強いんですよね、抵抗しきれませんでした。あーーー悲しい(涙)。

 

2. 他社特許の回避対策

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特許スクリーニングの結果、だいたいは回避しなくてはいけない懸案特許がいくつか見つかります。回避できるものは回避して開発するし、回避が難しいものはその特許の無効化を考えることになります。特許の無効化とは、その特許の内容がおおやけに知られたものであることを証明することを指します。簡単に言えばその特許の出願前に同じアイデアが公開されていたということを示すことです。

 

私達の場合はあるアメリカの研究機関の特許が懸案になりました。基本特許に近いもので回避が難しいものでした。その研究機関のリーダーは某大学の教授も兼任していたので、私達はその大学の学生達の卒業論文をくまなく調査しました。そうしたところ特許出願前にある学生が特許と同じ内容の修士論文を発表していて、しかもそれが一般に公開されていることをつきとめました弁理士さんと相談し、これなら訴訟になっても無効化できそうだ、という結論になりました。いやーーー、学生さんは論文を出さないと卒業できませんからね、特許出願を待たずに論文を公開してしまったのですね。私達にとってはラッキーでしたが、このように特許の無効化を図りました。

 

弁理士さんから「見解書」という意見書をもらっておいたのも企業価値評価をおこなっている大企業には安心材料になったようです。

 

この特許回避が事前に図られていることで、大企業はスタートアップを買収しても訴えられるリスクを下げられることができます。訴訟リスクがあるとそのスタートアップの企業価値は低く見積もられます。

 

3. ライセンス料の支払いが不要

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先ほどの特許回避の際に特許の無効化ができなかった場合、その特許を持っている権利者にライセンス料を支払うことになります。これがまた高額なんですよね~。特許回避がきちんとできていればライセンス料の支払いは必要ありません。

 

回避できない特許の権利者が競合他社だった場合は、おそらく費用を払ってもその特許の使用を許可されない、もしくはビジネスが成り立たないほどのライセンス料を要求されることになります。(クロスライセンスという手段もありますが、スタートアップではとることが難しい戦略です。)

 

また特許使用以外にも、研究機関から技術提供を受けた際にもライセンス料の支払いが発生します。特に相手がアメリカの研究機関や大学の場合、ライセンス料は高額になります。私達は自分達で開発をしたのでこのようなライセンス料の支払いは発生しませんが、最先端技術を大学などから取り入れて開発しないといけない場合は要注意です。後々の企業価値評価に影響があります。

 

ライセンス料の支払いが必要な場合もビジネス的に不利になるので企業価値は低くなります。

 

4. 出願した全特許が自社単独出願

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出願した特許の中に他社や他機関との共同出願が含まれると、大企業には要注意ポイントとしてみられます。共同出願が含まれると権利関係が複雑になることと、それに伴うライセンス料支払いの可能性が生じることがその原因です。

 

共同出願者がいた場合、その特許を使用したりさらに他社に使用を許可したりする場合に毎回共同出願者と協議を行う必要があるのでとても面倒になります。その共同出願者との関係がよければ良いですが、時間が経つと仲が悪くなることも大いにありえます。(お付き合いしだしたときはラブラブでも、数年後に険悪になることもたくさんありますよね!)場合によってはライセンス料の支払いが発生することもありえます。

 

5. 開発中に発生したノウハウ、発明が全て自社に帰属することを取り決めた契約

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これは開発開始前の委託先との協議がなかなか難航するポイントです。開発委託をして、その開発の過程で産まれたアイデアやノウハウ(知的財産といいます)の所有権が私達の会社のものになるというものです。私が逆に開発委託を受ける立場でもこの内容には抵抗しますから、契約締結作業が難航するのもよーーくわかります。

 

これは大変ですが知的財産は製造系スタートアップの企業価値そのものなので開発開始時点で十分に協議を行って落としどころを探ることが大切です。私達のスタートアップを買収したは良いものの、ノウハウが全て開発委託先にあって、開発委託先のノウハウが使えなければ製品が作れなくなってしまうのは大企業にとってはリスクです。 

 

実際私達のスタートアップの企業価値評価をしている大企業は、この点を高く評価しています。また大企業としてはそのスタートアップの製品そのものもそうですが、大企業内での他領域への技術転用も視野に入れることもあります。なのでその大企業にとって転用可能性のあるアイデアやノウハウは多いほど喜ばれます。つまり企業価値が高く評価されます。

 

ただ正直言って、開発委託先からノウハウが全て開発元の私達に公開されているかというとそんなことはないと思います。開発委託先の会社内でノウハウとして蓄積されているのではないかと思います。彼らは「私達のここの部分は他の製品に関わることもあるので社外に公開できません」と言い張られると引き下がらざるをえません。なので結果的にノウハウは開発を受けた企業だけに蓄積していることになっているのではないかと思います(疑いすぎでしょうか)。

 

契約をしてもなかなか実効性が保てないのが現実ですね...。とはいえ契約でノウハウやアイデアが私達のスタートアップに帰属するという取り決めをしてあるのは高評価でした

 

最後に 

私のスタートアップでは製品を開発しているので、毎日の大半は開発や製造についての業務がほとんどで、ついつい特許対応は後回しになってしまいがちです。でも企業価値評価が実際に始まると特許が企業価値にダイレクトに反映されることを実感します。特許をとっていないときは大企業は話を聞いてくれませんでした。そりゃそうですよね。

 

開発は成功するのか失敗するのか分からないから、毎回毎回開発開始前に時間と労力をかけて特許スクリーニングをするのは無駄が多いようにも感じるかも知れません。でも開発が成功しても特許スクリーニングが不十分であれば企業価値が大きく下がってしまうことを考えると、やはり開発前の特許スクリーニングは必要だと思います。

 

私自身は試行錯誤中ですが、開発開始前、開発中盤、開発終盤で特許スクリーニングを上手に配分するのを目指しています。

 

今日は以上です。ありがとうございましたーー!

 

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社内で提案が通らない理由と対策を考えてみた

ある大企業で働く後輩から「社内でいくら提案をしてもいつもいつも却下されてへこむ」という悩みを聞きました。私自身も大企業に勤めていた時に提案をしても毎度毎度却下されて悩んでいた時期があったので他人事には思えず当時の悔しさがよみがえってきました。悔しかったですね~。当時は「なんで上司はわかってくれないんだ!」と憤ってばかりいました

 

その後私自身でも上司の立場も経験し、部下の視点と上司の視点を持つ事ができたので、提案が却下される理由とその対策について書いてみようと思います。

 

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 目次

 

提案が却下される4つの理由

最初にまとめるとこの4点です。

  1. 提案内容が不十分
  2. 上司のモチベーションが上がらない
  3. 提案者と上司の関係が悪い
  4. 提案を実行できない社内事情がある

1から4にかけて提案を通す難易度が高くなっていきます。特に1から3は提案者自身の努力でかなり改善できるけれど、4は提案者には知る由もない事情であったりコントロールできない内容であったりすることが多いため、対策はとても難しくなります。

 

まず1の「提案内容が不十分」について。

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私が上司という立場で遭遇してきた例はこのようなものです。()内はその時の私の心の声です。

  • 解決すべき問題に共感ができない(それって本当に問題なの?)
  • 解決方法が問題解決につながっていない(えぇ!問題解決しないよね...?)
  • 一つの解決方法しか検討されていない(他の方法もあるよね?なんでこれ?)
  • 費用、時間、労力をかける割に効果が小さい(効果めちゃ小さいよね...?)
  • 提案を実行する時期が悪い(今はもっと集中すべき超重要案件があるじゃん!)
  • など

 

こうやって書いてみると「そりゃそうだ」と思う内容ではないでしょうか。でも実際にやってみるとなかなかできないですよねーー。これは社内提案だけではなくて、他社への提案でも同じことがいえると思います。このように書き出してみるとこの内容は先日投稿した投資家へのプレゼン方法ととても似ているなと思いました。仕事で他の人達に動いてもらうという意味では同じなんですねー。

 

【投資家へのプレゼン方法】

お薦めTEDトーク5「VCへのプレゼン術」 - スタートアップであっぷあっぷブログ

 

あと上司になって感じることが多いのは「提案は嬉しいんだけど、まずはあなたの仕事をきちんとこなして欲しい」ということです。メンバーがそれぞれの役割を最低限果たしたうえで、さらによくなるために提案をしてほしいと感じてしまいます。あれもこれも中途半端になりそうに感じて、提案を一旦とめてしまうことはあります。最低限の役割はしっかりこなしたうえで提案をしてくれると上司も喜んで話を聞きたくなります。

 

ちなみに自分が大企業で働いていた時にこれができていたかというとできていなかったです。振り返ってみれば上司や周りに甘えていて「分かってくれて当たり前」、「組織にとっていいことだから喜んでくれるはず」という感覚がどこかにあったような気がします。

 

次に「上司のモチベーションがあがらない」について。

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新しい提案が部下から出てくると喜ぶ上司も入れば、面倒くさがる上司もいると思います。人間ですからね。提案を喜んでくれる上司であればラッキーですね!でも内心は提案を喜んでくれない上司も多かったりします。

 

上司がモチベーションがあがらないのは上司本人にとってのデメリットがメリットを上回っている場合がほとんどではないでしょうか。例えば「すでに仕事はいっぱいあるのに仕事がさらに増えてしまう」や「面倒な社内調整をしないといけない」などです。もしくは「これは自分達の仕事ではない」と思っている場合もありそうです。

 

肌感覚ではこのケースはかなり多いように感じます。上司としても下手に動いて上司の上司や周囲からひんしゅくを買うのをさけたいと思っている場合があると思います。自分の立場も大切ですからね、わかります。

 

3の「提案者と上司の関係が悪い」について。

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これは感情的な問題です。提案する私達も提案を受ける上司も人間ですので感情の問題は発生します。「何を言うかではなくて誰が言うか」というのは影響力を及ぼそうと考える時は常に重要です。

 

提案者と上司の関係が悪ければ「お前の言う事なんか聞くもんか」と思う上司もいます。正しい正しくないはさておきこういうケースは多くあるのではないでしょうか。社会人になりたての頃の私は「感情の問題はさておき組織にとって良いことをするのがプロフェッショナルだろ!」といきり立っていましたが、正論だけでは人は動かないということを悔し涙を流しながら学びました。いろんな人が言っている内容ですね。知ってはいたけど分かっていなかった、という状態でした

 

逆に提案者と上司の関係が良ければ、上司からいろいろアドバイスも得られるでしょうし、提案を通すように協力もしてもらえるでしょう。人間関係、大切ですね!

 

最後の4の「提案を実行できない社内事情がある」について。

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Reimund BertramsによるPixabayからの画像

 

 これは提案者の立場からはなかなか見えない理由なので難易度が高いものになります。社内事情とは例えば次のようなものです。

  • 組織変更がある
  • 人事異動がある
  • 会社や部門の業績が猛烈に悪い

 これらは正式発表があるまでなかなか話すことができないので上司としても辛いところです。この状況で提案者が四苦八苦しても前進するのはとても大変です。

 

自分自身の経験上、上司が説明になっていない説明をして提案を却下する時はだいたい私(提案者)に言えない事情がある時です。上司が理由を言ってくれれば手の打ちようもあるのですが、理由が明かされないので、この状態のままで前進するのはかなり苦しいです。

 

提案を通すための4つの対策

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これまでに理由を上げてきましたので、ここからはその対策です。先ほどの4つの理由に対する対策はこちらです。

  1. 提案時にフレームワークを使ってみる
  2. 上司が動くボタンを押す
  3. 人間関係を良好に保つように心がける
  4. 時間を空けて再提案する

 

1の「提案時にフレームワークを使ってみる」について。

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これはかなり我流ですがスタートアップのプレゼンテンプレートを応用してしまうのが良いと思います。提案に対する決裁者が経営者に近ければ近いほど有効だと思います。スタートアップのプレゼンは「提案するビジネスはこんなに魅力的です」「今こそ私に投資をしてください!」というメッセージを投資家に伝えるものですが、同様に提案を上司にするのは「私の提案はビジネスによい効果をもたらします」「私に提案を実行させて下さい」というメッセージを伝えるものだからです。

 

スタートアップのプレゼンテンプレートを私なりに応用したものがこちらです。

  • 問題
  • 提案する解決方法
  • 費用対効果
  • 実行戦略
  • 他の解決方法
  • なぜ提案する解決方法が良いのか
  • 実行チーム

スタートアップのプレゼンでは「費用対効果」は「ビジネスモデル」で、「実行戦略」は「市場獲得戦略」、「他の解決方法」は「競合環境」、「なぜ提案する解決方法が良いのか」は「差別化要因」になります。

 

ここまでの内容が提案に盛り込まれていれば提案としてはOKではないでしょうか。この中で特に大切なのは「問題」「提案する解決方法」「費用対効果」だと私は思います。社内提案の話なので状況に応じて省略できる項目もあると思います。大企業で研究員をやっていた時は費用対効果の観点が抜け落ちていましたね~~(汗)

 

慣れるまでは面倒なプロセスですが、ゆくゆく経営者になりたいと思う人にとっては良い練習になると思います。

 

【参考:投資家へのプレゼン方法】

お薦めTEDトーク5「VCへのプレゼン術」 - スタートアップであっぷあっぷブログ

 

2の「上司が動くボタンを押す」について。

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これは上司が行動を起こす状況を作るということです。上司の行動原理を理解して、それに沿って提案を行うことで上司に行動を起こしてもらって提案を通して実行に移すということです。

 

私が経験した上司にはこのような人達がいました。

  • 上司の上司に言われた事に対しては即座に行動する上司
  • 周囲の人に褒められたら嬉々として行動する上司
  • 「苦労したんです!」と感情的に訴えると行動してくれる上司
  • 「助けて下さい!」と頼ると行動してくれる上司
  • 他社事例があると安心して行動してくれる上司
  • 責任が発生しないことが確認できると行動してくれる上司

 

このように上司が行動を起こしてくれる状況をよーーーーく観察しておいて、ここぞという時に行動を起こしてくれる方法をとりました。例えば「上司の上司に言われた事に対しては即座に行動する上司」に対しては、上司の上司に提案を持っていって味方になってもらうようにしました。「周囲の人に褒められたら嬉々として行動する上司」に対しては、上司の周囲の人に提案を持っていって味方になってもらうようにしました。完全にゲーム感覚です!ゲームと同じで攻略方法を見つけるまで試行錯誤の連続です。ゲームだと思えば提案が却下されたときに腹を立てたり悲しくなったりしなくてすみますし、再挑戦する気力がなえません。あっ、このボタンを押したら爆発しちゃった!とか、おっこのボタンはなかなか有効だ!とか楽しいですよ。ゲーム化する(gamification)のはおすすめです!

 

このボタンを押すときに注意をするのは、上司にもメリットがあるような提案の仕方をする、ということです。部下の提案に乗ってみて良かったなぁと上司が感じてくれれば職場の雰囲気も良くなるし、次の提案もしやすくなります。自分ひとりの手柄にするのではなく、協力してくれた人達の手柄にするのはとても良い影響が出ると思います。自分自身にデメリットは一つもありません。より多くの人がハッピーになるような提案方法が望ましいです。

 

3の「人間関係を良好に保つように心がける」について。

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これは言うまでもないことだと思います。と言いつつできないときはできない!ものですよね。私もできないときが少なからずあります。だって人間だもの。

 

なのでこれは人間関係をこじらせないように心がけるくらいしかできないようにも思います。人間関係がこじれるのはデメリットが大きいことを肝に銘じて人間関係を良好に保つように心がけることで、徐々に人間関係のこじれは減らせると思います(自分にも言い聞かせています)!

 

4の「時間を空けて再提案する」について。

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提案者が知らないような社内事情で提案が却下されている場合は、その社内事情が明らかになってから再提案をするのが良いと思います。組織変更や人事異動があれば、新しい体制で提案をすれば良いし、会社の業績が悪い場合は、費用がかからない方法を選択すれば良いことになります。

 

自分自身の経験では、会社の業績が悪くて提案が却下されていたことがありました。この時は結局外部資金を調達することを計画に加えることで提案を認めてもらうことができました。この時は「会社からお金が出ていかないならいいや」という消極的な反応もありましたが、「そこまでしてやりたいなら応援するよ!」という予想外の前向きな反応が新たに出てきました。行動をおこしてみると周りの環境が変わっていく、というのを実感する良い経験になっています。

 

最後に

 長々と書いてしまいましたが、提案内容のブラッシュアップは前提として必要だけど、その提案を通して実行に移すには結局人間関係が大切という内容です。私自身の経験では「上司が動くボタンを押す」のをゲーム感覚で楽しめるようになるとストレスも減るし提案も通りやすくなったので、上司に却下されてばかりでイライラしてしまう人にはとてもおすすめです。

 

 今日は以上です。ありがとうございましたー!

【英語】うだびお?(コーヒースタンドにて)

今日は英語で困った話をします。

 

飛行機の乗り継ぎでアメリカの空港にいたときの話です。時間があったのでコーヒーを買おうと思い、コーヒースタンドに立ち寄りました。

 

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 ゴリ「こんにちはー」

 店員さん「こんにちはー」

 

 ゴリ「コーヒーMサイズ1つください」

 店員さんうだびお?

 

ゴリ心の声(え?いま日本語しゃべった?宇田ビオ??)

 

 ゴリ「...」

 店員さんうだびお?

 

ゴリ心の声(やっぱり「うだびお」って言ってるー!日本語みたい。なになに?!)

 

 

皆さん、店員さんが何て言っているのか分かりますでしょうか?

 

 

 答えは...

 

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

 

 

Would that be all? (注文は以上ですか?)

 

でした。そっかーーーですよね。

発音は日本語そのままで「うだびお」です!


いやーーー日本語にしか聞こえなかったですねー。英語って難しい。

 

スーパー、レストラン、お店などで聞かれるほかのフレーズはこんな感じでしょうか。カッコ内は適当につけた訳です。

 Is everything OK? (万事OKですか?)

 That's it?  (それで全部かな?)

 All set?  (完了?)

 

今日は以上です。ありがとうございましたー。

 

【役に立たない英語の本】 


 

 

お薦めTEDトーク5「VCへのプレゼン術」

投資家が最も重要視しているのは「あなた」 David S. Rose

 

ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家から資金を出してもらいたいと考えている方はいますでしょうか?上司や取引先など仕事上で協力してもらいたい人はいますでしょうか?

 

今日は投資家へのプレゼンの仕方についての動画をご紹介します。シリコンバレーで起業家兼エンジェル投資家として活動しているDavid Roseさんが説明をしてくれています。あまりTEDっぽいプレゼンではありませんが言っている内容はスタートアップをやろうとしている人、やっている人の参考になります。またこのプレゼン術は投資家に対してだけでなく、上司や取引先など仕事上で協力してもらいたい人に対しても応用できます

  

目次

 

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投資家がみるのは「あなた」

ビジネスモデル、財務、経験などなど投資家が確認する項目はいくつもあるけれど、投資の一番の決め手は「あなた」!「あなた」に投資をしたらきちんとリターンが返ってくるかということを見ているそうです。

 

私の経験でも似たようなことはたくさん聞いてきました。企業でも大学でも言われていたのは「大切なのは結局ヒトだ」という言葉です。皆さんも聞いたことはありませんでしょうか。時代や場所、環境が違ってもやっぱりこの言葉に集約されるのですねー。

 

シリコンバレーの起業家や投資家が何か特別な神通力を持っているわけではなくて、普段私達も大切にしていることを同じように大切にしているようです。これは朗報ですよね~。

 

「あなた」について重視するところトップ10

もう少し具体的にいうと投資家は「あなた」のどこを見ているのでしょうか?それはこちらだそうです。

  1. Integrity (誠実さ)
  2. Passion (情熱)
  3. Experience (経験)
  4. Knowledge (その領域の知識)
  5. Skill (会社をやっていくスキル)
  6. Leadership (リーダーシップ)
  7. Commitment (最後までやり遂げる覚悟)
  8. Vision (ビジョン)
  9. Realism (現実性を持つこと)
  10. Coachablility (他人のアドバイスを聞く能力)

 

 短時間でこんなに見るのですね!

 

リストの一番目にIntegrity(誠実さ)があげられています。信用できる人間であることが大前提になっているのですね〜。スキルばかりが気になってしまいますが、スキルが出てくるのは5番目です。誠実さや情熱が最初に挙げられているのがとても印象的です。

 

7のCommitmentはお薦めTEDトーク2「GRIT: 成功のカギは、やり抜く力」の内容と同様だと思いました。

お薦めTEDトーク2「GRIT: 成功のカギは、やり抜く力」 - スタートアップであっぷあっぷブログ

 

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9「Realism(現実性を持つこと)」10「Coachability(他人のアドバイスを聞く能力)」については見極めが難しそうです。起業家は情熱を持って自分の信じている未来に向かって突き進む事が必要ですが、こちらにあげられたように現実性を持つことと他人のアドバイスを聞くことも同時に求められています。他人の言うことが必ずしも正しいことではないし、現実だけを見つめていてもダメです。夢を待ちつつどこまで現実的なプランを描き、ビジョンを待ちつつどこまで他人の意見を聞いたら良いのでしょう。結局はバランスということでしょうか。難しいなー。

 

私の師匠であるシリコンバレーのエンジェル投資家もこの「Coachability」は必要だと何度も言っていました。投資家の言う事を聞かない起業家がそれだけ多いのでしょうね。投資家の意向に従わない起業家達は容赦なくクビにされていました(えげつなーーー)。。。スティーブ・ジョブズもある時アップルをクビになりましたしね。でも結局低迷したアップルを救ったのはスティーブ・ジョブズだったことを考えると、どこまで他人のアドバイスを聞くのがよいのかは実際は判らないな~と思います。

 

プレゼンの流れ

 VCへのプレゼンは小学生を相手にするように分かりやすく一歩一歩話を進めなくてはいけないとのことです。プレゼンに含める内容はこちらです。

  1. Company Logo (会社のロゴ)
  2. Business Overview (事業概要)
  3. Management Team (経営陣)
  4. Market (市場)
  5. Product (製品・サービス)
  6. Business Model (ビジネスモデル)
  7. Strategic Relationships (提携)
  8. Competition (競合環境・差別化)
  9. Barriers to Entry (市場参入)
  10. Financial Overview (財務概要)
  11. Use of Proceeds (資金の使い道)
  12. Capital & Valuation (必要な資金、企業評価額)

 

動画へのリンク 

こちらがYouTubeにあがっていた動画のリンクです。クセが強い感じですね~。まったく着飾ってなくていかにもシリコンバレーにいそうなエネルギーにあふれた方です。すごいな~。楽しそう。

 

デイビッド・ローズの「VCへのプレゼン術」

youtu.be

 

最後に

自分のスタートアップに資金を出してもらう時に日本のVCへプレゼンをする機会が何度かありましたが思い出すだけで胃が痛くなります。苦労しました。ストレスで奥歯も割れてしまいましたしね。私、繊細なんです。VC怖いよーーー!この動画が言っていることに少しでも近づけるようになりたいな~。次回プレゼンをする前にはこの動画をまた見ようと思います。

 

個人的にはシリコンバレーの投資家よりも日本の投資家の方が優しくてこちらが言おうとしていることを理解しようとしてくれる印象があります。起業して資金調達するなら日本の方がやりやすいかも、でもExit(M&AIPO)するときにはシリコンバレーのVCや投資家の方がネットワークが広いので有利かもなぁと思います。

 

今日は以上です。ありがとうございました!

 

【その他のお薦めTEDトーク

 

製品の開発スピードをあげるには

製造系の会社にとって製品開発をいかに短時間で行うかというのは永遠のテーマではないでしょうか。

 

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今日ある会社の技術責任者とお話していて「開発が長引いているけど一向に進まなくてストレスだ」とお話されていました。内容を聞いてみると「なるほど~」と思うことがあったので考えを整理してみました。

 

製品の開発スピードをあげるための私の結論はパクれるだけパクる!です。ひきました?えーーーーって声が聞こえてきそうです。すみません。上品に言い換えれば「先達の偉大な知恵をなるべくお借りする」ですし、かっこいいビジネスマン風に言い換えれば「ノウハウを導入する」です。

 

今日お話した方の話だと、何気なくなのか、何でもかんでもオリジナリティを追求しているのかは判りませんが、とにかく新しいことが多すぎるように思いました。

 

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新しいことが少なければ少ないほど開発中のトラブルは少なくなり、結果として開発スピードがあげられます。「そりゃそうだ。でも単なるコピー製品ができあがるだけじゃん!」という声が聞こえてきそうです。というか聞こえてきます。

 

もちろんすべてをパクるわけではありません。「差別化ポイント」を入れます。「差別化ポイント」だけに新しいことを含め、この「差別化ポイント」の開発に時間と費用を集中させる、というものです

 

まとめるとこちらです。

  1. 差別化ポイントをきめる
  2. 差別化ポイント以外は可能な限り実績のあるものを使う(パクる!)
  3. 差別化ポイントの開発に時間と費用を集中させる

 

差別化ポイント以外の部分については実績のあるもの、もしくはそれに近いものを考えられる手段を尽くして探し出すことが大切です。ここで開発スピードに差がつきます。

 

やってみて初めてわかることも多いので、実際には1-3を何度も繰り返すことになります。かっこよく言えばリーンスタートアップの考え方です。お客さんにとって大切なところに差別化ポイントを設定してそこに時間と費用をかけるのが理想なので、そのようになりたいなと思って日々修行中です。だいたい思い通りにはならないですね~~。

 

あとは無理そうであっても最短のスケジュールを立てるということをしています。最短スケジュールでの目標達成を目指すのでまずスピードが上がります。開発にはトラブルがつきものですが、それでも目標を変えずに時間短縮を図ります。知恵を絞ってとにかく時間短縮を図ります。結果として少し遅れが発生しても余裕を持ったスケジュールで開発するより早く開発終わります

 

長い夏休みがあっても、夏休みの終わりに宿題を一気に片づけていませんでしたでしょうか?そんな感じで余裕を持った計画をたてると、ダラダラして時間を使ってしまいがちです。スタートアップではその時間がもったいないので超タイトなドSなスケジュールを立てるのがおすすめです

 

それにしても他の会社のことを聞くと気付きがたくさんでてきますね。自分の会社のことも人に見てもらうと色々改善ができるので、たくさんの人達に見てもらいたいなと思う今日この頃です。

 

今日は以上です。ありがとうございました!

 

【関連ブログ】 

gorilyn.hatenablog.com

 

【おすすめ本】リーンスタートアップ

 

博士課程の学生に生活費が支給されるニュースを聞いて

あーーー僕も大学院生の時に生活費がほしかったなぁと思うニュースがありました。大学院博士課程の学生7800人に生活費240万円が支給されるそうです。

 

日経のニュース:博士課程学生に生活費240万円 政府、7800人に支援

www.nikkei.com

 

私は大学1年生から大学院博士課程2年生までの合計8年間、日本学生支援機構(旧日本育英会)から奨学金(返済義務あり)を借りました。実に700万円の借金!

 

収入無いのに借金の額がすごいなと思いつつ、もちまえの根拠のない自信で「何とかなるさ」と思っていました。貧乏でも充実していましたからね。ただ、博士課程に進まなかった友人達が異性とお金のかかる遊びをしていたり結婚して子供が産まれたりしているのは正直うらやましかったな~。友達の結婚式でお祝儀を渡すための節約もしてましたしね(遠い目)。政府から年間240万円支給されたら、借金が増えることなく博士課程に行けてしまいますね!

 

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このニュースの背景としては、日本政府や大学が科学技術力維持のために博士課程の学生を増やしたいと考えているのだろうと思います。これは良く分かります。大学で研究成果を生み出すのは大学院生の働きによるところが大きいですからね。研究成果を得るために日本政府が若手研究者を一時的に雇っているような感じでしょうか

 

一方で学生の立場から見ると、 生活費の心配が減るので大学院の博士課程には行きやすくなったけど、その後のキャリアパスが描けないと博士課程に行くことに対する抵抗感は残るのではないかと思います。

 

2000年代にも博士課程の学生を増やした時期があって、その時は卒業後のポストが無くて問題になっていました。余剰博士問題と言われていたような。多いと言ったり少ないと言ったり忙しいですね。。。当時、博士余りの問題はこんな悲しい動画にされていました(実際はこんなにひどくなかったように思いますけどね)。卒業後に行方不明者がまあまあいたようです。

 

【修正版】 創作童話 博士が100人いる村

youtu.be

 

肌感覚でしかありませんが、2000年代よりも現在の方が博士課程卒業後の選択肢は多くなったように感じています。2000年代は多くの人が大学や研究所での就職を希望しましたが、現在は企業に参加したり起業に興味を持つ人も多くなったのではないでしょうか。また受け入れる側の企業も大分柔軟になったように思います。(違ったらごめんなさい)。

 

個人的には2000年当時も今も同じ考えを持っているのですが、就職先を日本国内に限定しなければ機会はたくさんあると思います。もちろん競争は熾烈なので大変ですが、それでも機会があることに違いはありません。私は卒業後にアメリカの大学で研究員になりましたが、日本国内だけに活躍の場を限定してしまうと選択肢が少なくて大変だと思います。個人的な事情がOKであれば、博士号を持っていたら海外でもそれなりに認めてもらえるわけなので、その状況をどんどん利用して海外で働くのが良いと思います。

 

私はアメリカの大学で働くことで、自分自身で自分の可能性に限界をもうけていたことに気づき、その後の生き方が変わりました。海外に出る事は辛くて大変な事も多くて良い事ばかりではないけれど、新しい価値観を体験できるのは素晴らしいと思います。一度日本を出てみると、日本のすばらしさも実感できるし、海外で働く事の抵抗感も低くなります。

 

また私もそうですが、研究者としてだけでなくビジネスマンとして生きていく道もあります。この場合も必ずしも大学院での経験は無駄にはなりません。私はスタートアップで仕事をしていますが、研究者の経験は間違いなく生きています。特に誰もやった事のない製品やサービスをつくるプロセスは研究に似ています。挑戦的な課題を設定し、仮設と検証を繰り返して課題解決を目指すプロセスは研究と同じだと思います。

 

ちなみにアメリカの状況について言いますと、以前まとめたようにMITで博士号をとった人達も研究者以外の道を選ぶ人も多くいます。研究者以外の方が待遇が良かったりしますしね。

 

MIT博士号取得者のお給料【職業別】

gorilyn.hatenablog.com

 

アメリカでは「優秀な卒業生達はスタートアップに行く」ということをよくききました。実感としてはやっぱり大学で働く人が多かったように思いましたが、日本でも同じような事が言われる時代が来るかもですね!アメリカの企業は日本企業よりももっともっと積極的に博士を求めていましたね~。

 

いずれにしても博士課程の学生に生活費が支給されるのは良いニュースだと思いました。大学院生の頃の記憶が少しよみがえってしみじみしてしまいました。確かに大学院に進学して借金は大きくなったけど、そんなの関係なく健康に楽しく人生を遅れている幸運に感謝しかありません。ラッキーです。大学院に行けたことにも感謝です!

 

今日は以上です。長文を読んで頂きましてありがとうございましたーー。

 

段階によって必要な能力は高速に変化する

ネットニュースで「Netflixが有能な社員のみを残して、全社員の3割を解雇した結果」という記事が出ていました

  

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かしま┃ヘルシーな働き方(@kashima_hr)さんの「人員」に関する投稿が話題になっています。

ベンチャー時代のNETFLIXが資金繰りに困り、有能な社員のみを残して全社員の3割を解雇したところ、急な人手不足で業務が回らないどころか「誰かのミスをフォローする仕事」がなくなり、仕事の質とスピードが大幅に上がったらしい。やはり「愚鈍な味方は有能な敵より恐ろしい」は真理だと思う。

引用元: 

ライブドアニュースNetflixが有能な社員のみを残して、全社員の3割を解雇した結果…企業の理想的な形とは?

news.livedoor.com

 

このニュースを見てまず思ったのは会社にとっての「有能な社員」ってタイミングによって違うのではないかなと言うことです。特にスタートアップは成長に応じて対応しなくてはいけないことがどんどん変化していくので、会社にとって必要な能力も大企業以上に高速に変化していきます。いろんな記事で「0を1にするフェーズ、1を10にするフェーズ、10を100にするフェーズで必要な能力が違う」という事が記載されていますが、このことです。

 

私のスタートアップの例をあげてもう少し具体的に書いてみたいと思います。

 

私のスタートアップは創業してから3年が経ちました。こんな短い間にも会社の立ち上げ、プロトタイプ試作と改良、製品仕様決定、品質管理体制構築と運用、規制当局対応、製品量産化などなどアッという間に段階が進んできました。

 

会社立ち上げ当初はプロトタイプ試作と改良が主な仕事で、その際に求められた能力は「費用をかけずに迅速にコンセプトの有効性確認と大きな技術的課題の洗い出しを行う能力」でした。あり合わせのモノを組み合わせて多少の雑さには目をつぶりながら目的を達成する事が必要でした。この時に発揮される能力は大学の研究者のような能力で、原理確認実験のようなものです。試作したプロトタイプをユーザに評価してもらいながら改良を重ね、競合品を考慮しながら製品の基本的な仕様を決めていきました。

 

基本的な仕様が決まると今度は量産を見据えて製品仕様を決めていきます。製品仕様を決めるには、技術的な課題に加えて、販売数の予測、価格設定、上市タイミングなどを想定する必要があります。この段階になると協力会社との役割分担、費用分担、スケジュール調整などが発生します。この製品仕様決定の際に求められた能力は一言でいうと「プロジェクトマネジメント能力」でした。数多くの事柄を同時並行的に足並みをそろえて進めていかなくてはいけなくなりました。この時に発揮される能力はもはや大学の研究者のような能力ではなく、製品開発プロセス全体を俯瞰してクリティカルパスを特定し、プロジェクト全体を前に進める能力、つまりプロジェクトマネジメント能力でした。多くの人達に動いてもらう能力です。つまり既に会社にとって必要な能力が変化しています。

 

更に製品化と並行して品質管理体制の構築を進める必要がありました。これは製品の品質を担保するために法令に基づいたルールを設定し、その決まり事を運用することです。この段階で求められる能力は、自社の開発製造に適したルールを作り運用する能力です。この能力もプロトタイプ試作や製品化に必要な能力と異なります。

 

このように開発プロセスが進むにつれて必要な能力が変化していることが分かります。

 

この様な状況下で私のスタートアップで生じた問題は、会社立ち上げ当初に活躍したメンバーが徐々に活躍できなくなり、最近ではほとんど任せられる仕事が無くなってしまったことです。会社立ち上げ当初は間違いなく「有能」と評価されたメンバーが、ほんの1,2年で「有能」どころかお願いできることが無くなってしまいました。つまり会社の成長、環境変化とともに「有能」の評価基準が変わっていったのです。

 

Netflixの場合について具体的な状況は知らないので不確かですが、会社の段階が変化した事に伴って、それまで活躍していた人達が活躍できなくなってしまったため、その人達に辞めてもらったら効率化された、という事もありそうだと感じました。スタートアップは色んな段階の仕事が常に混在している大企業とは状況が異なります。

 

スタートアップで働く個人に目を向けてみると、スタートアップの環境変化は目まぐるしいので、スタートアップで働き続けるのであればその環境変化についていける柔軟性と学び続ける貪欲さが必要だと思いますもしくは自分の得意な段階のスタートアップを渡り歩くのが良いように思います。

 

Netflixの事例を検索していると2017年のこちらの記事もヒットしました。Extreme Teamsという本にどうやらNetflixの事が書かれているようです。

biz-journal.jp

 

そしてNetflixの取り組みが書かれている「Extreme Teams」という書籍はこちらです。私も是非読んでみようと思います。 私も悩み中なので先達から学べるものは学びたいと思います。

 

 今日は以上です。ありがとうございました!

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自宅でPCR検査(自費)をしてみたら簡単だった

新型コロナウイルスが蔓延していますね。いかがお過ごしでしょうか。

 

東京のような感染蔓延地域で人に会うお仕事をしていると、地域以外で暮らしている人にとても警戒されませんか?

 

私の妻がまさにそうで、自分が感染してるかどうかの心配もありますが、仕事相手からPCR検査は受けましたか?と聞かれるから自費でPCR検査を受けておこう、という事になりました。私は今後も在宅勤務が続くので抗体検査で過去の感染を確認した程度でしたが、妻はPCR検査をすることになりました。私自身も仕事で「関東からは来訪をご遠慮頂いています」と言われた事が2度ほどあるのでとても気持ちが分かります

 

日本疫学会の資料によると多くの条件によって変わるらしいのですが、PCR検査の感度はよくても80%程度のようです。低いですね。。。でも検査しないよりかは検査した方が仕事上ましかなという判断です。

 

PCR検査の感度について(日本疫学会)

jeaweb.jp

 

【参考】私自身の抗体検査

自宅で新型コロナ抗体の検査をしてみた - スタートアップであっぷあっぷブログ

 

ネットで検索してみると色々ありました。どれが良いのか選択に迷いましたが、最終的にはANAのホームページで紹介されていたPCR検査(PROUMEDという会社のキットのようです)を選択しました。選択した理由はこちらです。

  1. 自宅で検査できる
  2. 9,900円(税込、送料込)と低価格
  3. 唾液だけで検査が簡単
  4. ANAが紹介

 

1-3で候補が絞られましたが、それでも信頼度に不安があるのでなんとなくANAのサイトで紹介されているものを選びました。

 

PCR検査キット (ANAのホームページから)

www.ana.co.jp

 

結論から言うと「陰性」でした!

唾液サンプルを送り返した翌日に結果がwebサイト上で確認することができました。非常に簡単で迅速でした。よくできてます。

 

検査キットの受け取りから発送までの流れは次のようになります。

 

注文翌日にキットが届く

ANAのサイトから注文をすると翌日に小包が届きました。ちなみに品名の部分は無記入でしたのでご近所の目も気になりません。また妙な手数料や送料がかからずに税込みで文字通り9,900円でした。小包の中身はこちらです。

 

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送られてきた検査キット

検査キットの箱の中身

中身は、唾液採取キット(?)、吸湿シート、バイオハザードバッグ、プチプチ、説明書、返信用封筒でした。

 

バイオハザードバッグがついている程に唾液の取り扱いには注意が必要だと思うのですが、普通の封筒で送り返すのに最初ビビりました。輸送中に漏れたりしないのかな、感染者の唾液が漏れたら惨事だよね、と思いました。でもよく見ると「不活化試薬」が入っていて、恐らくこれでウイルスを不活化するようです(希望的観測)。よかった。。。もっと丁寧な説明があった方が安心感が増す気がします。

 

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検査キットの箱の中身(プチプチを写し忘れました...)

唾液の採取

いよいよ唾液の採取に移ります。まず唾液採取の前少なくとも1時間は飲食と喫煙をしてはいけないので要注意です。

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唾液採取キット

4つのパーツが入っていました。まず漏斗状の水色のパーツと写真右下のチューブを組み合わせます。こんな感じです。

 

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唾液採取のパーツの組み合わせ

 

この水色の部分の上部から唾液を 0.5-1ml 流し込みます。この水色の部分を上から見るとこうなっています。

 

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唾液の流し込み口

 

唾液を入れてみるとこの水色の部分に溜まってしまったり、チューブの下方に唾液が入っていかなかったりで0.5-1mlを溜めるのに予想外に苦労しました。唾液を0.5ml-1mlとったら付属の不活化試薬を加えます。

 

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唾液に不活化試薬を混ぜる

不活化試薬を唾液の入ったチューブに流し込んだ後にチューブにキャップをして混ぜます。唾液がこぼれ出ないようにしっかりとキャップをします。

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唾液入りチューブ(不活化済)の出来上がり

これで唾液採取の終了です。

 

発送の準備

次はこの唾液入りチューブを梱包して送付します。送付先は「東京インターナショナルクリニック」です。こちらで検査を実施してくれるようです。

 

まずは唾液入りチューブを吸湿剤で巻きます。この吸湿剤はオムツよりも薄いくらいのものでした。チューブのキャップが緩んでいたり、チューブ表面に唾液がついている場合を想定して吸湿剤が入れられているのでしょうね、きっと。

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唾液入りチューブを吸湿剤で巻き付ける

 

 この吸湿剤で巻かれた唾液入りチューブをバイオハザードバッグに入れます。

 

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バイオハザードバッグに入れる


更にプチプチの緩衝材に入れて、

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プチプチの緩衝材で巻く

 

同梱されていた返送用封筒に入れて発送します。

 

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封筒に入れて普通郵便で発送

 

こんな普通郵便で送られるのですねーーー。バイク便などを使ったりするのかと思っていました。頼りない感じはしますが、不活性化されているから大丈夫なんでしょうね、きっと。これも意外でした。

 

結果の通知

 発送の翌日に登録したメールアドレスに検査結果が出た旨の連絡があり、指定のwebサイトで結果を確認したところ「陰性」と表示されていました。

 

陰性証明が必要な人は2500円で発行してくれるそうで、海外渡航にも使えるものだそうです。

 

まとめ

唾液がなかなかとりづらい事以外は楽だし迅速でした。抗体検査キットを使用した時は血液採取が必要で結構痛かったので、どちらが気軽かと言えば今回のPCR検査の方が断然楽でした。 

 

唾液サンプルは不活性化をして今回は送付をしましたが、考えてみれば家庭ごみはそのままゴミ出ししているし、下水もそのまま通常通りの処理がされています。家庭やお店から排出されるゴミや汚水も本当は取り扱い要注意なのではないかと思いました。感染症の蔓延って本当に恐ろしい事だと感じています。

 

今日は以上です。ありがとうございましたーー。皆様もどうぞご自愛ください。

 

自宅でできるPCR検査キット情報 

知らなかったのですが楽天で同じような検査キットが売っていました!送料次第ですが安そうです。楽天で買えてしまうのは便利ですね~。ポイントも溜まるし。気づかなかった。

 

こちらは1個売り


 

 

 3個売りもありました。ご家族用にちょうど良いかも知れません。


 

 

追記:最近テレビコマーシャルもやっているにしたんクリニックのPCR検査キットも販売されていました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

[ネット限定]にしたんクリニックPCR検査キット 1個入【送料無料】
価格:16500円(税込、送料無料) (2021/2/15時点)

楽天で購入

 

 

【参考】自宅でやってみた新型コロナウイルス抗体検査について

gorilyn.hatenablog.com

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【英語】ホテルのフロントで「タクシー」と呼ばれた話

皆さんは英語で恥ずかしい思いをしたことはありませんか?

 

私は恥ずかしい思いをたくさんしました。恥ずかしい思いをたくさんして英語が上達すればよかったのですが、なんと、英語が下手でも恥ずかしいと思わなくなる方向に成長してしまいました。。。

 

今日はまた英語で恥ずかしい思いをしたお話をします。私が大学院生をしていた2000年頃にアメリカに行った時の話です(だいぶ時間が経ってしまいました...)。

 

英語もろくにしゃべれないのに私は研究成果を学会発表するためにアメリカに来ていました。お金のない貧乏学生だったので、その時は学会会場から遠く離れた激安ホテル(いわゆるモーテルです)に一人で宿泊をしていました。周辺にはお店なども無いような場所で車が無いとどこにも行けないような場所にありました。

 

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Photo by Austin Forrest on Unsplash

 

タクシーが待機しているような高級ホテルではないので、どこかに移動したい時にはフロントに行ってタクシーを呼んでもらわないといけません。英語が苦手なのでなるべくならフロント係に話しかける事無く過ごしたいと思っていました。

 

でもいよいよタクシーを呼んでもらう時が来てしまいました。緊張しながらフロントに行きフロント係に話しかけます。

 

 ゴリ心の声(まずは挨拶、挨拶。ドキドキ。)

 

 ゴリ「Good morning!」

 フロント係「Good morning. What can I do for you?」

 

 ゴリ心の声(おぉぉ、通じた通じた。タクシー呼んでもらわなくちゃ。)

 

 ゴリ「あーうーー、Please call me taxi.

 

 ゴリ心の声(よし言えた!)

 

 フロント係Taxi!

 

 ゴリ心の声(へ??なになに?)

 

 ゴリ...(真顔)
 フロント係...(笑顔)

 

 ゴリ心の声(あれっ?通じなかったかも。言い直してみよう。)

 

 ゴリ「あーうーー、I need a taxi.

 フロント係「Oh! I'm so sorry. Sure! ...(略)

 

 ゴリ心の声(おお通じた通じた良かったー)

 

皆さんはもうお気づきかと思いますが、私はその時は気づかず後で気づいて物凄く恥ずかしかったです。「Please call me taxi」は「私をタクシーと呼んで下さい」という意味ですね。恥ずかしい~~。

 

「Could you call a taxi for me?」と言えば「タクシーを呼んでくれますか?」になります。いやーー気づきませんでした。

 

ホテルのフロント係なら気づいてくれても良さそうなものですが、ほとんどの客は自分の車で宿泊する客ばかりなので、フロント係の人にとっても想定外だったのかも知れません。

 

スマホUberやタクシーを呼べてしまう現在では発生しない経験ですね。今となっては良い思い出です。笑い話にできるので恥ずかしい体験も良いものですね。懐かしいです。

 

今日は以上です。ありがとうございました!


下の本は米国の大学で働いていた時に同僚にプレゼントされた英語の本です。教科書では習わない若者の日常英語が学べます。試験には絶対でませんが面白いですよー。

 

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